管理人プロフィール

ichimatsu

Profile

大学院(機械工学専攻)を修了後、製造業の設計部門でエンジニアとして20年以上、機械設計の実務に携わっています。動力機器の中核部品の設計から量産立ち上げまで、開発の上流から下流まで幅広く経験してきました。

経歴

大学院では、「新しく、実際に動いて楽しいものをつくりたい」という思いから研究に取り組み、その成果は学生時代に国際学会で論文として発表されました。

修了後は、世界市場で製品を展開するモビリティメーカーに入社し、エンジンの新規開発に携わりました。何も知らない状態から飛び込んだエンジン設計の世界で、熱・振動・強度・鋳造・加工・組立・コストなど、無数の技術と制約が絡み合って一つの製品が成立していることを知り、機械設計の奥深さに惹かれていきました。

その後は、開発コストと利益構造を設計者の視点から見直す部署を経て、エンジンの主要構造部品の設計を長期間担当しました。この間、自分の担当範囲だけでなく周辺の開発状況を常に把握し、時には他の設計者の仕事を手伝いながら自分の設計も前に進めるという働き方を続けてきました。単一の部品を超えて製品全体を見ながら設計を成立させる力は、この時期に培われたものです。

その後は担当領域をさらに広げ、車両全体のレイアウトや駆動系の設計、プロジェクトマネジメントにも携わりました。専門を深めるだけでなく周辺領域へ視野を広げることで、機械をより大きなシステムとして捉えられるようになったと感じています。

現在も、現役のエンジニアとして設計開発の仕事を続けています。

このサイトを始めた理由

設計の仕事を長く続ける中で、「計算上は問題ない」「CAEではOKだった」「図面上も成立している」はずなのに、実機では振動する、壊れる、量産すると問題が出る——という場面に何度も向き合ってきました。逆に、理論上は不安に見えても実際には問題なく成立することもあります。

設計者に求められているのは、計算結果を出すことそのものではなく、その結果が実際の製品で何を意味するのかを考え、判断することだと思っています。

このサイトでは、機械設計の基礎知識だけでなく、20年以上の実務の中で学んできた「なぜその設計判断になるのか」「どこに落とし穴があるのか」「解析結果をどう設計に使うのか」を発信しています。正解を教えるサイトではなく、一人の現役エンジニアが実務から得た「考えるための材料」を届けるサイトでありたいと思っています。

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